カンバン方式とは、「必要なものを必要なときに必要なだけ作る」ことを目的とした生産管理の方法のことをいいます。トヨタ自動車が生み出した方式ですので、「トヨタ生産方式」とも呼ばれています。トヨタ自動車では、作業指示書のことをカンバンと呼び、各工程での引き取り時に必要となる部品などをカンバンと交換をしています。このカンバンを使った生産管理方式であることから、カンバン方式と呼ばれるようになりました。必要量だけを生産するため、無駄な在庫を生まず、在庫一掃のための安売りや在庫廃棄を行わなくてもよいというメリットがある反面、急激な需要増やシェア拡大を狙ったキャンペーンを行う際に欠品する可能性があり、販売機会を逸するというデメリットもあります。