軒先渡し(のきさきわたし)とは、倉庫の庇(ひさし)下のプラットフォームまでドライバーがトラックから荷物を降ろして渡すことをいいます。箱がバラで積まれている場合は手降ろし、パレットに積まれていて手降ろしができない場合は、倉庫でフォークリフトを借りて降ろします。2017年の約款改正で商品の積込み・積み降ろしは運賃とは別料金で支払うように国土交通省が指導していますので、ドライバーが積み降ろしを行う場合は、別途、積み下ろし料を支払う必要があります。軒下渡し(のきしたわたし)と呼ばれる場合もありますが、軒先渡しと同義語です。
これに対して車上渡しとは、トラックの荷台の上で貨物(商品)の受け渡しを行います。積み降ろしは倉庫の担当者がフォークリフト等を使って降ろし、倉庫側の担当者が倉庫内の置き場に入庫します。ドライバーは荷降ろし中待機し、荷降ろしが終わった後に出発します。
ほとんど使われていませんが、置き場渡しという積み降ろし条件もあります。これは、倉庫側の指定した場所までドライバーが持っていく積み降ろし条件でドライバーが棚まで入れる場合もあります。