1950年代の戦後復興・高度経済成長時代に、日本生産性本部がアメリカに視察団を派遣し、その視察団の報告書の中に「Physical Distribution」という言葉が、初めて使用され、日本語訳が付けられずそのまま紹介されました。1964年に現在の経済産業省の組織の中の物的流通委員会で、「Physical Distribution」の訳語として「物的流通」という言葉が与えられました。その後、1970年頃に物的流通が、「物流」と略称で呼ばれ始め、現在の「物流」という言葉になっています。今では当たり前に使われている物流という言葉は、わずか50年ほど前に生まれた言葉です。