日本工業規格(JIS)では、包装を個装(物品個々の包装)、内装(包装商品の内部の包装)、外装(包装商品の外部の包装)の3種類に分類されています。外箱は、工業包装とよばれ商品の保護を目的とした包装で外箱自体に傷やへこみがあっても商品に影響を受けることはありません。外箱の中に内箱が1ダース(12箱)入っており、さらに内箱の中に30個の商品が個装(個別包装)されているといったイメージです。内箱は卸売店(問屋)ではそれ自体が商品となるため、物流でも傷やへこみをつけることなく取扱いを行わなければなりません。業種によっては外箱も商品の一部とみなされるため、物流会社でも毛布で包む、ストレッチフイルムを巻く等の処置をして、傷をつけないように運送しています。飲料水の段ボールケースでは、取っ手の部分の穴を開けないように下から持つように指導される場合があります。