アウトリガー

アウトリガーとは、クレーン車を停車させて作業をする際に強風などで倒れないようにするための安全脚のことをいいます。クレーン車を停車させて作業をする場合は、坂道など傾斜のある場所や道路面がデコボコで安定性の悪い場所に止めるとアウトリガーを引き出していても転倒する場合があるので、このような場所で停止して作業を行うことはできません。もともとアウトリガーは海事用語で、舷外浮材（げんがいふざい）といわれ転覆を防止するために、船体の横に突き出して固定される浮きのことを呼んでいました。現在では、安定性を増すために側部に突き出した装備全般を意味し、クレーン車の安全脚もアウトリガーとして取り扱われています。