AEO(Authorized Economic Operator)制度とは、貨物のセキュリティ管理とコンプライアンス(法令遵守)体制が整備された事業者に対して税関が承認・認定し、税関手続の緩和・簡素化を図る制度です。2011年9月11日のアメリカ同時多発テロ事件以降、WCO(世界税関機構)において、AEO制度の国際的な枠組みが2005年につくられ、日本でも2006年3月からAEO制度の導入が始まっています。AEO認定をうけた事業者は、自社が関与する輸出入貨物について日本税関のみならず、相手国における税関手続でも書類審査・検査の負担が軽減される等相互承認の制度があります。