後入れ先出し(Last In First Out LIFO)とは、新しい商品を手前において保管し、古い商品は奥へ移動させて注文が入った時に新しい手前の商品から出す手法のことをいいます。補充作業が簡素化できるというメリットがある反面、先に入った商品を長期間保管することによる品質低下や破損や劣化を招くことになります。特に商品の品出し期限が決まっている食品や精密機械は後入れ先出しをすることができません。会計で用いられていた後入れ先出し法は、棚卸資産の評価に関する会計基準の改正により、2010年4月以降開始する事業年度から廃止となっています。