2024年に施行されるドライバーの時間外労働規制年間960時間問題(物流業界の2024年問題)に対応するために長距離トラックのドライバーの車中泊をなくそうと業界挙げての取組みをおこなっています。そのような中でトレーラーを使った大都市間の幹線輸送が注目を浴びており、東京⇔大阪間の幹線輸送の場合は、大型トラックよりも多くの荷量を積むことができるトレーラーを使用した取組みを物流会社が行っています。東京・大阪の中間地点にTC(トランスファーセンター)を設置し、トラクター(トレーラーヘッド)が荷台の部分をトレーラーを交換して、別のトレーラーをけん引して来たルートを帰っていきます。これによりドライバーは車中で寝泊まりすることなく帰ることができます。通常の大型トラックの長距離配送に比べてトレーラーのヘッド交換による中継輸送は割高になりますが、今後のドライバー不足、時間外労働対策として大きな注目をあびています。
・2024年問題の詳しい解説(運送業コンプライアンスマニュアル)