便宜置籍船(Flag of convenience ship FOC)

便宜置籍船(Flag of convenience ship FOC)とは、船のオーナー(船会社)が船の国籍を自国以外の国に置いた船のことをいいます。日本の会社の船舶であっても海外航路を航行し、日本に立ち寄るのが年間の半分以下等の場合は海外の国籍にしている場合が多いです。船籍を登録した船舶はその身分を明らかにするために船籍国の国旗を掲げて航行しなければなりません。日本の船会社でも税金が安いという理由で国際航路を航行する船舶の大半はパナマやリベリアといった外国の船籍になっています。ドイツのハンブルグ港では、入港時に国歌を演奏する歓迎行事をしているのですが、日本の船舶は大半が外国船籍になっているため日本の国歌が流れるケースはほとんどありません。
 
 

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