カルテルとは、各企業がそれぞれ決めるべき商品価格や生産数量などを同業の企業間で連絡を取り合って、共同で取り決める行為のことをいいます。カルテルは独占禁止法で禁止されています。談合とカルテルを同じ意味で使われていますが、カルテルは売り手どうし、買い手どうしが連携して行う行為です。一方、談合とは、公共工事等の入札に際して、入札参加業者同士の話し合いで、落札業者を決める行為のことで、入札に対して入札者間で連携して価格を前もって話し合って決めることをいいます。
2009年には、航空貨物フォワーダー14社が燃料サーチャージや爆発物検査料の請求を業者間で取り決めたとして公正取引委員会が排除措置命令及び12社に対して合計90億円もの課徴金納付命令を下しています。