COCOM(ココム)

COCOM(ココム Coordinating Committee for Export Control)とは、対共産圏輸出統制委員会のことで、第二次世界大戦後の冷戦時代に、共産圏諸国に対する戦略物資の輸出を規制するためにアメリカを中心として自由主義諸国間でつくられた非公式の協議機関のことをいいます。ココムは輸出規制対象品目のリストを作成して、各参加国はこのココムリストに基づいて各国の輸出管理制度を作成していました。冷戦が終結し、ソビエト連邦(ソ連)が崩壊するとココムの意義が薄れたことで、1994年3月に解散しました。兵器輸出規制協定はワッセナーアレンジメントに引き継がれて運用されています。
 
 

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