改善基準告示とは、「自動車運転者の労働時間等の改善のための基準」のことをいい平成元年２月９日付労働省告示第七号で定められています。１日の拘束時間は原則１３時間以内、延長する場合は最大１６時間までとなっています。１カ月の拘束時間は原則２９３時間以内、最大３２０時間。年間の拘束時間は３５１６時間以内と、細かく定められています。１日１３時間に収まらない場合は最大１６時間まで伸ばすことができますが、１日１５時間を超えることができるのは、１週間に２回までとされています。１カ月の拘束時間も会社と労働組合との協定があれば１年間のうち６カ月までは最大３２０時間まで延長することができますが、１年間の拘束時間は３５１６時間以内（月２９３時間以内の換算）にしなければなりません。ドライバーの残業時間規制（運送業界の２０２４年問題）に備えて２０２２年１２月に改正され１日のドライバーの拘束時間が最大１５時間になる予定です。
・改善基準告示２０２４
・２０２４年問題の詳しい解説（運送業コンプライアンスマニュアル）
改善基準告示（平成元年版）
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