多重下請構造

多重下請構造とは、元請運送事業者が荷主から受注した業務の全部または一部を下請の運送事業者の委託する構造で、その下請運送事業者(1次下請)がさらに別の下請会社(2次下請)に再委託、3次下請に再々委託を行うなど、下請会社が多層的に発生することからこのように呼ばれています。荷主が納期を優先するあまり、自社の輸送体制がブラックボックス化になって品質面低下を招いている恐れがあります。また、荷主が十分な運送費を払っているにもかかわらず実際に運送を担うドライバーが多重下請先の場合は適正運賃よりかなり低い運賃しかもらえていない場合もあります。このような多重下請構造は、主に運送業界、建設業界、IT業界に見られる構造です。
 
・物流特殊指定マニュアル
 
・物流特殊指定事例集
 
・2024年問題の詳しい解説(運送業コンプライアンスマニュアル)
 
 

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